ゲイフレンド募集

「ゲイフレンド募集」。そんなあからさまな、と思いつつも気になって仕方のない僕がいた。
ネットで見つけたその言葉は、一度はスルーした僕の心を捕らえて離さず、結局好奇心に負けてリンクを開かせる事となったのだ。
これまでどうにも女性に関心が持てず、しかし男性が気になるという気持ちには気付かないフリをして生活してきたのだが、大学を出て、就職をして、いくつになっても彼女ができない僕を見た友人たちは冗談交じりに「おまえゲイだろ」とからかった。
冗談とはいえ面と向かってゲイと言われると意識せざるを得なくなり、数年の月日を要する事にはなったが次第に自分がゲイであるという事実を認められるようになっていった。

ところが問題は仲間を見つける方法が分からない事であり、身近な人間に迂闊に声を掛けることもできず悶々とした日々を送る事となる。
そんな生活の中で見つけた「ゲイフレンド募集」の文字は僕の心に希望の光を差すように感じられた。
ただ、いざその世界へとなると戸惑いもあり躊躇したのだが、やはり好奇心には勝てず足を踏み入れる決断をしたのである。
ゲイフレンド募集のリンクの先には僕と同じような思いをしてきた人も沢山いて、すぐに打ち解けられた。
こんなに簡単に打ち解ける事ができるのならば、もっと早くに足を踏み入れるべきであった。
今や旧知の友人にも言えない心の底の部分をも曝け出す事のできる仲間を得られた事は、僕の人生にとって大きな利益である。
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